おちゃあるき, 民俗古代妄想, blog

茶道具集めと理と

河原で瓦のカケラ
いつの頃のものかな

土の感じから
それなりに古いようにも
思えるのだけど
僕にはまだ判断できず

布目の痕がついていれば
年代を感じられる程度

これには
茶壺や蓋碗をのせて使おう
濡れてもなぜか
すぐに表面がさらっとする

 

海辺の瓦

瓦は
硬く削れにくいためか
河原や海岸などでは
よく見かけるのだけど
大きく重いので
持ち帰ることは少なめ

なのだけど
幾歳月も川や海に漂流していても
カタチとして残りやすいものだから
ときに魅力的な逸品にも出逢う

形状やデザインから
茶道具として好さそうだな
インテリア的にも好いな
などと思って
そういうものは拾ってみる

やはり嵩張るから
よほど気に入った場合に。

ネット検索で
古代の瓦を画像検索してみると
これがなかなか、
興味深いデザインが多い

僕が行く河原には
古墳時代から奈良・飛鳥・鎌倉時代
安土桃山時代などの土器や瓦が
多い気配

この頃は探索エリアを
より上流方面にも延ばしていて
漂流物から遺跡や遺物の傾向をみては

どのあたりに
流出源があるのかを
探ってみている

考古学を
するわけではないのだけど
その分布から感じられる
自分のまだみたことのない時代に
想いを馳せる

土器や陶磁器においては
デザインや質感から

どんな人たちが
どんな背景で
使っていたものなのか

どんな気持ちで
生み出したものなのかを
考えてみる

瓦については
どんな建物を
風雨から守っていたのか

どんな工夫を取り入れて
土をこね焼いたのだろうか

職人なのか農民なのか
それを生み出した人を想う

流されてはやがて
地球に還る素材を
僕が拾って僕なりの価値を見出す

川は自然で
瓦の素材も自然のもの
そこに人為があるようで
僕らニンゲンもまた自然そのもの

水流が
流出したそれらに変化をもたらし
新たな形状へと昇華させ
ニンゲンである僕がそれを
また新たな世界へと運ぶ

鳥が素材を集め
巣をつくるように

僕は
僕のお茶と
暮らしを楽しむために
素材を集める

これもまた一見、
人為的にも思えるのだけど
視点を変えれば

シテいるつもりで
これもまたただの
自然現象ということがわかる

創作すら
意図すら
自然の理の一部であると
気づかせられる
川と海の拾い物あそび

ただ歩いているときでさえ
茶の香りを、風味を感じて
世の理を空想する

そんなmy茶道。