おちゃあるき, たべもの研究, blog

木片を味わう

ウィスキー樽の焼き加減

ウイスキー工場、
樽の内側の焼き加減で
熟成の風味が変わるんだったね

そういえばと
雲南・西双版納の
とあるタイ族の方のところに
お泊まりした際

これちょっと
珍しいものなんだよと
木片の浸された
琥珀色のどぶろくを
いただいたことを思い出す

詳しくは忘れたけど
その樹は民間療法的に
優れた薬効をもっていて
お酒に浸すなどして
飲用や肌にすり込んで用いる

乾杯して
ちびちびと味わうと
アルコール度数は
かなり高い様子
味わいはスコッチのよう

これ美味しいですねと
もう一杯

この樹、
いまは伐採禁止で
なかなか
手に入れられないものなのだけど
警察の友人から少し
分けてもらったんだよ

この辺り、
ベトナムの人が越境してきて
農産物や家畜、巨木などを
盗んで行くんだよね

この木片の樹も彼らが伐採して
持ち去ろうとしていたところを捕まえて
回収されたものの一部なんだ

なかなか
手に入れられないからね
もうこれは家宝のお酒だよ
とニコニコ

それを聴くと
より味わい深くなったり
コネってすごいと思ったり

ウィスキー樽の
焼き具合のサンプルをみて
ふと、

これを裁断したものを
スピリットや日本酒に浸して
数ヶ月から数年と寝かせたら
まだそれなりに成分が出て
熟成もされるのだろうか

または
このような風味と
効能のある樹を
そのまま、
または火で炙って
お酒の瓶の中に浸す

炙り加減を
自分好みにして
自家製酒

山奥、
虫の音の
西双版納の夜に味わった
あのお酒、
5年近く経った今も
忘れられない美酒なり

自家製酒コンテスト
ではないけれど
各人のこだわり風味を
楽しめる暮らしも
あったら楽しいかもな

ウィスキーの樽の木片を
鍋に煮出したお湯でお茶を淹れたら
風味はどんなだろうかとも
空想してみる

思い浮かべたら
なんだか幸せ気分になった